Best Hit 20 (2)
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1970年代の初め頃、自社アーティストのヒット曲のみならず他社のヒット曲を含めたインストゥルメンタル・アレンジを収録したものがレコード会社各社から盛んに発売されていた。それこそ数え切れないほど多くのLPが発売されており、ここでは朱里エイコを擁していたワーナー・パイオニアに絞って紹介する。
ちなみに、これらはカラオケではなく、歌のパートである主旋律をギターやサックスやトランペットなどが演奏している作品である。また、無難なアレンジから全く別の曲のような大胆なアレンジまで、オリジナルとは違った楽しみ方ができるのが特徴となっている。
個人の鑑賞でヒット曲のインストを手に取る機会というのはなかなか無いと思うのだが、店舗のBGMなどの目的で発売されたシリーズなのだろうか。
発売時期は1972年から1973年頃まで、全てアトランティック・レーベルから発売されている。当初は主に市原明彦のドラムと三笠輝彦のテナーサックスをフィーチャーしたものだった。次第にバリエーションを増やし、ギターやベースやハモンド・オルガンをメインにしたものも発売された。中には口笛、ハーモニカ、尺八、大正琴などの変わり種もある。
ジャケットはダブルジャケットで、表面が四角または楕円で切り取られているものが多い。この小窓からジャケット内側に印刷された女性の写真が覗くという趣向になっている。大抵は織目加工したものや皮の質感を再現したレザック66など、エンボス加工されたファンシーペーパーが使用されていて、これも珍しいポイントである。
※曲名の後のカッコ内はオリジナルの歌手名。
【4チャンネル盤について】
型番の頭に"Q"がついているものは4チャンネル・ステレオで記録されたもの。
1970年代初めごろに様々な規格の4チャンネル・ステレオのソフトが発売された。消費者を混乱させるほど乱立した規格を統一する動きがおこり、日本では日本レコード協会がSQ方式、RM方式、CD-4方式を、電子機械工業会(EIAJ、現・JEITA)はRM方式、CD-4方式を標準規格として定めた。
1972年にはSQ方式で発売していたこのシリーズは、規格統一を機に1973年からRM方式に変更された。
各規格についてはWikipediaの4チャンネルステレオの項目で詳しく説明されている。
帯の煽りでは「これ以上の録音は無理です」と製品の特長を謳っている。4チャンネルでない通常の2チャンネル・ステレオ盤も、マスター録音が8チャンネルや16チャンネルなど、高音質を売りにしているものが多い。
